大学生パラレル

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  えろくりすます(1)  



「くりすます」のパロとは別物のパロ大学生二人ということで
デキてる二人 二人ともがえろいです 
相変わらず骸さんはいじめっこな変態です
常識人かと思いきや綱吉も結構アレでニセっぽいんで注意です







「ケーキの食べ方を知っていますか綱吉君」
そう言いながらも、骸は既に素手でケーキをつかんで綱吉の前に座っていた。
テーブルや絨毯の上にはクリームがぼたぼた落ちている。
底意地の悪そうな笑みを浮かべている骸に、綱吉は眉をひそめて上体をひいた。
いやな予感がする。
「…知りませんよ、そんな食べか…っ、」
綱吉が全部言い終わらないうちに、口にケーキのかたまりが押し付けられた。
「っ…、何するんですかむく…ッ!」
ケーキから口を離してクリームだらけの口のまわりを拭おうとしたところに、再度ケーキが押し付けられる。
「ダメですよ綱吉君、そんなに汚しちゃあ。ちゃんと食べないと、ほら、どんどん汚れますよ」
クスクスと心底楽しそうに笑いながら、骸は更にケーキを押し付ける。まるで汚すことが目的であるかのようである。
(くっそ…!)
ずりずりと後ろに座ったまま綱吉が逃げるが、当然その逃げを許すことなく骸も距離をつめてきた。
どん、と背中に壁があたる。骸の顔は依然笑っている。
…逃がさないつもりである。
(…もうホント、この変態をどっか連れていってほしい…!!!)
「……お前ホント、救いようがないほど趣味悪いよ…!!」
綱吉はせめてもの抵抗であるかのように苦々しく呟くと、観念したように渋面のまま目を閉じて、目の前のケーキに口を開いた。
「ありがとうございます。最高の誉め言葉ですよ、それ」
クフフ。骸の口角が上がった。



「…っふ、…、」
骸の手に取られたケーキに必死にかぶりつく。ここにある分をとりあえず食べないと解放してもらえないような気がしたので、少し息苦しさを覚えながらも必死で食べた。
なんだか餌にがっつく犬のようだ。そこまで考えてから、恥ずかしさに綱吉は盛大に眉を寄せた。
「っクフ…、ほら、まだ生クリームが残ってますよ綱吉君」
あらかたスポンジを食べ終えた綱吉のべとべとの口元に、同じく生クリームに塗れた掌を差し出す。
カッと骸を睨んでから、綱吉はあえて指でそのクリームをのけようと手を伸ばした。
が、
「おっと。判ってると思いますけど手は。使わずに。」
その手首を骸の片方の手が捕らえた。
「……ッ、いい加減に…」
「おやおや…、この子はケーキの食べ方も知らないと見える。いいでしょう、折角ですから僕が手本を見せてあげますよ」
声を荒げかけた綱吉に、ニィと笑った骸はホールのケーキから再びケーキのかたまりを掴み、それを無理矢理綱吉に握らせる。
「ちょ…っ!」
ボタボタと、クリームが綱吉の大腿に零れた。
更に、手にあまったクリームを綱吉の頬からおとがい、首筋にべたりと撫でつける。
クックッ…、と笑って骸は綱吉の顎に指をあてがった。
「なかなかいい眺めですよ。綱吉君」
それがいやに屈辱的で、カッと綱吉は目を見開く。
「ほんと怒りますよ骸さ…!」
「食べるっていうのは、」
首元につけられたクリームを拭おうと上げた綱吉の空いてるほうの腕を壁に縫いとめて、即座に骸が顔を首元に寄せた。
クリームごと首を咥えて、食むようにゆっくりと噛む。
そのまま、ぞろりとおとがいまで舌で舐め上げる。
「こうするんですよ…」
「ッ……!!」
ゾワリとした感覚に、瞬間、首をすくめて綱吉は目を瞑った。
っは、と、詰めた息を吐くとその唇を骸が舌でなぞり、下唇をくわえた。
くわえた中でチロチロと弄ぶように唇を何度も舌でなぞる。
「ひゃや…っ、ふぅ…っ!」
目をぎゅうと閉じたまま声にならない言葉を発すると、ック、と笑いの混じった吐息が漏れる音が聞こえた。
そのまま壁に押し付けるように深く口づける。拘束されていた片手はいつのまにか解かれ、その手で綱吉の頭を抱え込んでいた。
弄ぶように口腔内をねぶり、快感を引き摺りだすように幾度も舌を絡める。
ちゅぷ、ひちゃ、くちゃ、
甘いクリームと爛れた音がドロドロになって綱吉の口腔を蹂躙する。
既に解かれた片手には力が入らない。
―――ああ。気持ちい。もうちょっとで、おかしくなれそうかも。
くらりとした感覚の中、舐め取られたクリームを必死に舐めとり返すかのように綱吉も骸の舌を追った。
正確には、快感を。
実はそれほど快感に対して強固な抵抗性を持たない綱吉は、今回も麻薬のような骸の快楽に早くも押し流されつつあった。
徐々にあがる息の中、口腔内の全てをお互い貪り尽くしそうなほど息もつかぬキスをしたまま、二人でズルズルと絨毯に堕ちこんでいく。
(あーー…、)
(明日また早起き出来ないのかぁ)
きっと今日も、多分長い夜になる。





既に力が入らず、ただケーキが乗ってるだけの綱吉の手を大事そうに両手で取って、口角を上げたまま口づけるようにその手に顔を寄せる。
綱吉のほうを見ながら、わざと見せ付けるようにケーキを舐め上げて、食む。
「せっかくのケーキなんですから。焦って食べるなんて勿体無いですよね」
クフフフ、と笑いながら綱吉のクリームのついた指先を咥える。
ちゅぷ、ぢゅ、と、陰茎を咥えこむようにあからさまにねぶられて背筋が震える。
感覚が敏感に伝わる指先が、快感に痺れる。
「っは、ぅあ、ぅ、ゆび…っ、やばぁ…っふ、」
快感を逃すように綱吉が身体をねじる。
吐息があつい。頬もあつい。視界がうっすら、涙でゆるむ。
「っはぁ…、ねぇ綱吉君…、僕のも綺麗にしてくださいよ」
興奮に濡れてきた双眸で綱吉の喘ぐ口元を見つめながら、クリームのついた片方の指をその口腔内に軽くねじりこませる。
「んク…っ、っふ、…ン、」
綱吉は口腔内を撫でまわすようなその指を、舌で必死に追う。
お互いの指にねとりと絡みついたクリームを、吐息とともに舐めとりあった。
互いの魂を貪るような、背徳的で倒錯した官能に頭の奥がぐらぐらした。


骸がゆっくりと舌を指に絡めながら、片方の手を綱吉のシャツの下へと滑り込ませる。
胸元より上に服を上げて、手遊びするように乳首をこねる。
瞬間、キュウウッと快感が脳に走った。
「ふやああ…っ!ゥん…っ、!」
高い声とともに綱吉の身体がぶるるっと震えて、掌にかろうじて乗っていたケーキが腹部にぺちゃりと落ちる。
「ひゃ…っ、ふめは…っ!」
「ああ…すみません…こちらも綺麗にしないと…」
先ほどまで舐めていた掌に自らの片手を組むように握って、骸は綱吉の腹部へと顔を落とした。
それとともに、綱吉に舐めさせていた指をちゅぽんと口腔から抜いて、絨毯にあてて自らの身体を支える。
「ぅんん…っ、」
口腔からねぶっていた指を急に抜かれ、不満そうな声を綱吉が漏らす。
その声にゆるく笑んでから、骸は綱吉の濡れた唇を慰めるようにちろりと舐めた。
一瞬、二人の視線が絡む。
何かを待ちねだるような綱吉の視線に、目を細めてから骸は再び唇を重ねた。
ちゅ、と音をたてて唇にキスをしてから、そのキスを段々と腹部へ向かって落としていく。
ケーキのあたりに口づけてから、軽く歯をたてて腹部のケーキを食べた。ぞろり、舌で腹部のクリームを舐めると、そのたびに綱吉の背がビクンと跳ねる。
既に下肢の下着を持ち上げているそれには気付かないフリをして、ことさら丁寧に腹部のクリームを舌で絡めとっていく。
そのまま、震えるように張りつめた乳首をねぶりあげ、カリと軽く噛んだ。
「っひう!」
びりびりと乳首から走る電気的な刺激に息を荒げるが、もうそろそろ下肢がギチギチと張ってきて苦しい。
下も。下も、触って欲しい。
「…むくっ、ろ さん…、も…、ね…っひいい!」
息もたえだえに訴える途中で、ぢゅうぅ、と強く吸い上げられてひときわ高い声が響く。
骸の口から漏れる熱い吐息にすら、ぬめった乳首は震えるように快感を感じる。
は…っ、は…っ、と霞む意識の中で、触ってくれないなら自分で触ろうと綱吉が下肢に手を伸ばす。
しかし、乳首をねぶっているまま骸の手に腕を掴まれ阻まれた。
「んんん……!!!」
さっきから知ってて、無視している。
行き場のない熱が、綱吉の中でぐるぐる渦巻いた。
「ひ…、ひどいぃ…!」
「くふ。何がですか…?」
笑いを抑えたような声音で呟く。ヒソリと骸は笑った。
もっと求めてくれないと、わかりませんよ。
密やかにそう呟いてから、骸は視線をめぐらせた。
部屋の隅に転がっている、一本の瓶に視線が止まる。
「…あぁ、そうそう、そういえばアレがありましたね…」
散々綱吉の震える乳首をねぶって、笑みを含んだ表情のまま綱吉から身体を離す。
「……?」
はぁ、はぁ、と息をつきながら骸の向かったほうをぼんやり見ていると、何かを片手に彼が戻ってきた。
(え…、何、瓶…?お酒…?)
ワインにしては、高さが低い。丸い形の瓶である。
「それ…」
緩慢な瞬きをして見上げると、骸は愛おしそうに瓶を撫でながら目をしならせた。
「ええ。ブランデーですよ」
せっかくですし。ねぇ?
艶やかに笑みながら骸が瓶のコルクを抜くと、むせかえるようなきつい洋酒の香りが漂った。






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